「酸化」「糖化」「炎症」
老化の3大原因とは
老化とは「酸化」「糖化」「炎症」
の3大原因、と言われています。
『酸化』とは、さび
『糖化』とは、焦げ
『炎症』とは、ダメージ
です。
この3つが老化の3大原因です。
老化の3大原因
①酸化
酸化の主な原因は活性酸素です。
呼吸で取り込まれた酸素のうち
約2%が活性酸素になります。
体内に侵入した細菌やウイルスの攻撃から体を守ってくれる大事な物質なので、ある程度は体に必要ですが、増え過ぎると、正常な細胞まで攻撃してしまいます。
活性酸素が増える原因は
- ストレスを受ける
- 紫外線を浴びる
- 食品添加物を摂取する
- 加工食品の摂取
- 酸化した食べ物を摂取(時間の経った揚げ物、スナック菓子など)
- トランス脂肪酸摂取(マーガリン、ショートニング)の摂取
- お酒を飲む量が多い
- たばこを吸う
- 激しい運動をする
- 紫外線や排ガスでも活性酸素が発生し
肌荒れ、シミやシワといった肌の老化、
アトピー性皮膚炎
肩こりや慢性疲労、高血圧など
体の老化→生活習慣病などにつながります。
『抗酸化作用』という言葉をお聞きになったことがあると思います。
これは、酸化を食い止める作用です!
酸化を防ぐためには、原因をなるべく避け、抗酸化作用のある食べ物を摂取し、それでも補えない時はサプリメントの摂取がおススメです。
老化の3大原因
②糖化
糖化は体内で糖質とタンパク質が結びついてAGEsを作り出す反応。
細胞の老化を加速させ、
肌の老化、肌トラブル、しみ、シワ、たるみ
骨粗しょう症、糖尿病、がんなどの病気を引き起こすと言われています。
糖化の原因は糖質の摂り過ぎです。
糖質とは甘いもの、お菓子類だけでなく、炭水化物にも多く含まれています。
その糖質の過剰摂取によって余った糖は身体に蓄えられます。
血液中に20~30g
筋肉に150~200g
肝臓に200~250g
それでもいっぱいになったら脂肪細胞に溜め込まれていきます。
糖化の予防するためには
・糖質(炭水化物、甘いもの、お菓子類)を摂り過ぎない。
・野菜から先に食べる。
・食物繊維の多い野菜、海藻、イモ、豆類を多く食べる。
・ 低GI食品の摂取を心がける。
GI値(グリセミック・インデックス)とは炭水化物の吸収速度のことで、血糖値の上がりやすさをみる指標になります。
高GI食品はGI値70以上のもの
高GI食品(白米84、食パン91、アンパン95、白糖109、うどん80、チョコレート91)
低GI食品はGI値60以下のもの
低GI食品(玄米56、ライ麦パン58、そば59、アガベシュガー21、納豆33、ヨーグルト25)
低GI食品の摂取を心がけることで血糖値の上昇を抑えられるので糖化予防の対策として効果がとても高いです。
老化の3大原因
③炎症
炎症は身体が損傷を受けた時に修復しようとする免疫機能の事で、身体を守る為の防御反応です。
本来ならば大切な機能のはずが、何らかの理由で慢性的に炎症が長引いてしまったり、免疫機能が暴走してしまうことで細胞老化が進み、細胞老化により炎症が加速するという悪循環に陥ります。
慢性炎症は内臓などで長時間くすぶり続ける炎症で、炎症が起きていることを自覚しづらく気づかないことが殆どです。
ですのでサイレントキラーとも呼ばれています。
肌の老化、コラーゲン、ヒアルロン酸へのダメージによるしみ、シワ、たるみ
アトピー性皮膚炎
動脈硬化、高血圧、糖尿病、
脂質異常症
メタボリックシンドローム、
さらには心不全、腎不全、アルツハイマー、認知症、ガンの進行
慢性炎症の原因は
肥満、内臓脂肪過多
睡眠不足
ホルモンバランスの乱れ
ストレス
副腎疲労(免疫機能を抑制)
免疫機能低下
腸内環境の乱れ
食品添加物の摂取
トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)摂取
歯周病
喫煙
老化の3大原因
美容と健康を保つためには酸化、糖化、炎症を抑えることが大切です。
特に活性酸素は糖化と炎症を加速させるので酸化対策(抗酸化ケア)が重要です。
20歳をピークに人は老化すると言われていますが老化のスピードは大きな個人差があります。
多くは生活習慣とかかわっており、老化の進んでいる人は3倍のスピードで老化しています。
老化現象のサインとしては肌のたるみ、シミやシワ、白髪、抜け毛、ホルモンの乱れ、骨量低下、筋力低下、血管年齢、基礎代謝の低下、太りやすいなどなど。
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